このたび、国土交通省より 『単身入居者の受入れガイド』 および 『賃貸住宅標準契約書』 の一部改訂が発表されました。これにより、単身高齢者や住宅確保要配慮者の入居支援に関するルールや契約内容が一部見直されています。
🔹『単身入居者の受入れガイド』の改訂
昨今の単身世帯の増加に伴い、高齢者や低所得者など住宅確保要配慮者の賃貸住宅への入居ニーズが高まっています。一方で、大家様の間では「孤独死」「死亡時の残置物処理」「家賃滞納」といった懸念も依然として強い状況です。
今回の改訂では、住宅セーフティネット法や高齢者住まい法の改正内容を追加し、読みやすいレイアウトに変更されました。
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単身入居者の受入れガイド(第4版)
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単身入居者の受入れガイドページ
🔹『賃貸住宅標準契約書』の改訂
賃貸借契約をめぐるトラブル防止や、高齢単身者の居住安定確保のため、標準契約書に「死後事務委任契約」の特約条項が追加されました。
これにより、賃貸人(貸主)と入居者の間で、入居者が亡くなった際の契約解除や残置物処理に関する対応が明確になります。
▶ 最新の標準契約書はこちら(PDF)
賃貸住宅標準契約書
▶ 死後事務委任契約に関する特約条項の例
特約条項の記載例(PDF)